研修
こんにちは。
とある地方銀行勤務の銀行員です。
そういえば自分の名前決めていなかったですね。
何がいいですかねぇ?うーん…
ちょっと前に半沢直樹流行ってたし、半田でいいや(適当)
さてさて本題です。
今日私こと半田は、銀行主催の研修に行ってまいりました。
研修の内容は、コンサル会社の講話であったり、事業承継であったり、M&Aであったりetc...
つまりクソつまらん内容でした。
なぜこんな小難しいことを研修でやらなければならないかと言うと、現在銀行業界全体を取り巻く環境からご説明いたします。
昨今の銀行業界
新聞だとかを読んでいらっしゃる方はご存知かと思いますが、銀行業界は過去に類を見ないほど、厳しい環境に置かれています。
なぜなのかとざっくり申し上げると、人口減少に伴い、地方経済縮小、銀行の最大の資本である貸出の金利がものすごい勢いで低下しているからなんですね。
金利が低下している理由は、人口が減少しているのにも関わらず、銀行、信金等の金融機関は全然減っていないわけです。
多少合併等をしていますが、まだまだ多すぎる状況です。
するとどういった事態が起こるかというと、少ないパイの奪い合いです。つまり苛烈な金利の引下げ競争が日々繰り広げられているわけです。
金利が低下しているということは、銀行が貸出によって得られる収益が減るということです。
普通のお店で言えば、どんどん値下げをして売っているわけですね。
このままではお互い消耗戦になってしまうため、銀行が今取っている施策は、経営の多角化です。
経営の多角化って?
経営の多角化とか、難しそうな言葉を使いましたが、つまり貸出以外のことで稼ぎましょうということなんです。
貸出以外で銀行が稼ぐ手段それは
投資信託、保険等の販売、提携企業への顧客紹介によるキックバック(ビジネスマッチング)、M&A、社債の発行etc....
などなどたっくさんあるわけです。
これらの業務にはたいてい本部に専門の担当者がいます。そのため、支店の担当者は本部の専門担当者に繋ぐ役割を担うわけです。
いくら専門担当者に繋ぐだけとはいえ、それなりの知識が必要なんですね。
「こんなものがあるらしいんですけど、とりあえずいいものらしいんで聞いてみませんか~?」
よりも
「こういったものがあるんですが、半田様にとってこんなメリットがあります。専任の者をお連れするので、是非一度お話しさせていただけませんか?」
の方が説得力ありますよね?
あと、これらを提案することで、お客様に「使える銀行」だと思ってもらい、多少金利には目をつぶってもらおうという下心も若干あります。
まわりくどい説明になりましたが、銀行が研修をたくさんやる理由は、こういった知識を行員につけさせるためです。
銀行では毎日のようにあらゆる研修が行われており、このことからも銀行員が一生勉強が必要と言われる所以だということがご理解いただけると思います。
今日はここまで
では(_ _)