証券外務員一種
こんにちは。銀行員ブロガー半田です。
すいません。だいぶ更新サボってました。
定期購読者のいないこのブログですが、たまに覗いてくれている方たちもいる様なので、この場を借りて謝罪いたします。
理由もなく更新をサボっていたのではなく、ある資格の取得に集中していました。
というよりこの資格を取らないとクビされる勢いでした。
その試験とは、証券会社、銀行で取らされる証券外務員一種という試験です。
今日はちょうどいいので、この証券外務員一種について書いていきたいと思います。
証券外務員一種試験とは
証券外務員一種とは、一般的な金融商品である、株や投資信託等の販売の他、信用取引やデリバティブ取引等のリスクの高い金融商品を販売するときに必要な資格です。
信用取引やデリバティブは、証券会社で扱っている金融商品なので、通常銀行ではあまり使われない資格です。(完全に使わないというわけでもありませんが...)
私の個人的な意見としては、証券外務員二種を持っていれば、証券外務員一種は持っていたほうがいいけど、別になくても業務に支障はでない資格でした。
特に昇格要件に関わる資格でもなかったので。
資格取得に至る経緯
通常、銀行員が必ず取らされる資格は、証券外務員二種という資格でした。
これは銀行業務の中では、投資信託の販売に必要な資格です。
ではなぜ今回証券外務員一種を取らなくてはならなかったのか。
銀行にもよるのですが、銀行が販売している金融商品には、投資信託、保険、国債の他、仕組債と言われる商品があります。この仕組債の販売には、証券外務員一種が必要になります。
実はこの仕組債という商品は、銀行にって販売を行っている銀行と、そうでない銀行が存在します。
私の銀行では、販売は行っていたのですが、本部に専門の担当者がいて、我々支店の担当者はお客様に直接販売することはありませんでした。
しかし、『低金利で利息収入の収益が上がらないから、金融商品の販売手数料の収益を増やそう!提案できる商品の幅を増やすために、仕組債も支店の担当者が売っていこう!』という売れる商品が増えれば収益も比例して増えるという経営陣のバカな考えのもと、全行員の証券外務員一種資格取得の命令が各支店に下り、受験に至ったわけです。
支店長からのハンパないプレッシャー
命令が下ったあとの支店長からのプレッシャーはハンパなものではなく、資格美取得者が集められ、毎日のように
『勉強しているのか?』
『次の試験はいつだ?』
『不合格の場合どうするんだ?』
などと矢継ぎ早に質問が毎日飛んでくる始末。
いやいや、そんな急に言われましても!
しかもやっかいなことに、この証券外務員一種試験、毎日試験は行われているのですが、一度受けると一か月間受験ができなくなるシステム。
だから一度不合格になると、一か月後まで支店長から毎日のように詰められるわけです。
そんな中私は一度不合格になってしまい(笑)、二度目の受験でようやく合格しました。
非常に苦しい戦いでした...
銀行に入ろうと思っている就活生へ
銀行を希望している就活生の方は、大学生のうちに証券外務員一種を取得しておくことをお勧めします。当行では現在ほとんどの新入生が入行の時点で資格持っている、もしくは入行後3か月以内に取得するという状況です。今の子は真面目で優秀と言われる理由がわかります...
就活の時点で資格を持っていれば、強いPRにもなると思います。
是非頑張って資格取得に励んでください。
では今日はこの辺で