銀行員が教える住宅ローン
こんにちは。
ずっと更新してませんでしたが、最近樺沢紫苑先生のアウトプット大全という本を読んで、アウトプットの重要性を再認識したのでブログ再開しますwww
今日は来年平成31年10月に控えた消費税増税を控えていて、駆け込みでお家の購入を検討している人も多いのではないかと思い、住宅ローンについてのお話をしたいと思います。
①ローンセンターとは
ローンセンターとは、住宅ローンを専門に扱う支店で、通常の銀行の支店とは機能が大きく異なります。
通常の銀行窓口は、土日は営業してませんが、ローンセンターではハウスメーカーに合わせて土日も営業してます。
銀行にもよると思いますが、ローンセンターに従事する人間は、花形とされる法人担当から外された人間が回されるイメージが強いです。
なのでローンセンターに行きたがらない銀行員がほとんどだと思います。
僕の知り合いの方で、一部優秀な方もいらっしゃいますが、そういった方は本当に限られた人間ですね。
②住宅ローンの金利について
ニュース等でご存知の方も多いと思いますが、住宅ローンの金利は現在、空前絶後の低金利です。ここ10年はずっと右肩下りと言っても過言ではありません。
僕も平成23年に銀行に入りましたが、毎年毎年金利は底だと言われていましたが、金利は下がり続けてきました。
固定10年以外の金利は、緩やかに右肩下がり、もしくは横這いですね。
変動金利に関しては、「平成21年あたりから変わってないんじゃないの?」と感想をお持ちかもしれませんが、実は変わってます。
金利の仕組み
銀行の住宅ローンは、上記図の通りずっと横這いのまま変わっていません。
しかし、上記図の金利は、基準金利(ベースレート)と言われるもので、ここから銀行は優遇幅を設けて貸出金利を決定しています。
つまり、変動金利であれば、
2.475%(基準金利)ー1.800%(優遇幅)=0.675%(実際の借入金利)
というような仕組みになっています。
非常にわかりにくいですね。
ちなみにこの優遇幅は、取引の厚さや、その人の属性で決まってきます。
属性のいい人、つまり上場企業勤務の方や、公務員、国家資格保有者(弁護士、税理士、司法書士、医師・看護師、保育士など)は一般の人よりも優遇されます。
この基準は銀行によって異なるので、一概には言えませんが、うちの銀行ではそうなっています。
③ローンの商品性について
「じゃ住宅ローンは銀行によって何が違うの?金利だけ??」
と思われる方がいらっしゃると思います。
実は住宅ローンで金利以上に注意した方がいいポイントが、団体信用生命保険です。
団体信用生命保険とは
この団体信用生命保険、ほぼ全ての銀行のローンに自動的にセットでついてきます。
銀行側が借りている方が亡くなってしまった場合に、 保険金で住宅ローンを返済してもらうために設けた仕組みですね。
この団体信用生命保険(以後団信と記載)は、銀行によって保障内容と金利形体が変わってきます。
団信で得られる保証
全ての団信には死亡高度障害の保障がついてきます。
しかし銀行によっては、
死亡高度障害+8大疾病保障
がセットの銀行もあります。
8大疾病とは、ガン(上皮内ガンを除く)、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎のことを指す
最近の銀行の住宅ローンであれば、大抵の銀行でこの8大疾病はつけることができます。
なんのために8大疾病保障をつける の??
この疑問を持つ方も一部いらっしゃるかと思います。
下のグラフを見ていただくとわかりやすいのですが、ガン・心疾患・脳血管疾患は、日本人の死亡原因の約半数を占めています。
例えばですが、住宅ローンを組んだ後にご主人がガンになってしまったケースを考えてみましょう。
ガンになってしまった場合、大抵入院されると思います。
もし死亡高度障害の保障しかついていない住宅ローンを利用していた場合、
入院費がかかる上に、毎月の返済も銀行から迫られます。
考えただけでも恐ろしいですよね。
そこでこのリスクを回避することができるのが、8大疾病保障つきの住宅ローンです。
ガンと診断されると、住宅ローン残高が0円になります。
つまり返済する必要が一切無くなります。
※一部適用とならないガンがあります。詳細はそれぞれの銀行にお問い合わせください
ぶっちゃけ治る初期ガンとかだったらラッキーなレベルですよね。
なので8大疾病については、つけておいて越したことはないと思います。
ネット銀行利用のメリット
最近住宅ローン界隈におけるネット銀行の台頭が甚だしいですね。
ここでネット銀行利用のメリットをお伝えしておきます。
ネット銀行利用の最大メリット
これは圧倒的に、金利、手数料の安さだと思いますね。
最近は楽天銀行を利用される方が急激に増えていると感じます。
保証料込みの手数料で、324,000円
この料金は他の銀行から比べると圧倒的ですね。
しかし、ネット銀行は自分で手続きをする必要がある分、面倒という話も聞きますが、安さで言えば圧倒的なので、その辺も踏まえて決められるといいのではないでしょうか。
結局どこの銀行にしたらいいの??
ここまで複数の銀行を紹介させていただきましたが、結局どこの銀行がいいのかわからないという方が大半かと思います。
これだけ銀行が多く、商品性も多種多様なので、そうだと思います。
そういった方は、次の2パターンで考えるといいと思います。
①ハウスメーカーの担当者にお任せ
②比較サイトを利用
①のハウスメーカーにお任せについてご説明します。
各ハウスメーカーには、それぞれ提携している銀行があります。
ぶっちゃけ、銀行側からすると、提携しているハウスメーカーからの申し込みというだけで、申し込んだ方の属性関係なく、金利最安値になったりします。
これって大きいですよね。
もともと属性のよろしい方(上場企業勤務や、公務員など)はそもそも金利が最安値になる可能性が高いので、ハウスメーカーと提携しているところではなくてもいいかもしれませんね。
②については、住宅ローンの比較サイトを利用すると読んで字のごとくですね。
結構価格ドットコムが比較サイトの最もメジャーなサイトかもしれませんね。
価格ドットコムというサイトは、各金融機関の住宅ローンの情報が見られます。
ですが、ぶっちゃけここで得られるのは情報だけです。
僕がおすすめなのは、②の比較サイトです。
こちらの株式会社イッカツが提供する住宅ローンの比較サイトの住宅本舗は、一度で最大6行の銀行に審査を打診することが可能です。
通常ハウスメーカーの担当者経由で銀行に審査を打診する場合、せいぜい2~3行程度で、しかもユーザーにとって一番いい銀行というよりは、ハウスメーカーの担当者が一番使いやすい銀行を勧められたりするのが通常です。
全ての人がそうとは言いませんが、ハウスメーカーの担当者は家を売ることが仕事なので、ぶっちゃけ通してくれればどこの銀行でもいいという担当者も、少なくはないと思います。
このイッカツを利用すれば、ユーザーにとって最適な金融機関を、提携している80金融機関の中から自動的に選定してくれます。
通常仮審査を銀行に打診するときは、申込書を書いて、審査書類を提出して、とかなり面倒で時間もかかりますが、住宅本舗を使えば、一回の入力で複数行への打診が可能なので、時間と労力の大幅削減に繋がります。
ほぼ全国の銀行が取り扱っている住宅ローンの商品を網羅しているので、ハウスメーカー担当者を通じて申し込む、アナログなやり方よりも安心かと思います。
これから住宅ローンを検討している方は、ぜひこちらのサイトを利用することをお勧めします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました(о´∀`о)