角田陽一郎さんの「運の技術」感想
元TBSのバラエティプロデューサーで、「さんまのスーパーからくりテレビ」、「金スマ」などを生み出した方で、現在は独立されている角田さん。
以前実際に講演を聴きに行ったことがあり、その時のお話がとても面白かったので、角田さんの本を今回読ませていただきました。
「運の技術」とは、名前こそスピリチュアルですが、内容は実はとてもロジカルで、成功しやすい人とはどんなマインドで、人とどんな関わり方をしているかが書かれている本。
「これから独立したい」とか、「もっと営業成績を伸ばしたい」と考えているビジネスパーソンにこそ読んでいただきたい一冊です。
第1章運は自分で開くもの
第1章では、運を掴みやすいマインドセットや、立ち振る舞いの仕方が書かれています。角田さんの本で、すごくわかりやすいのが、角田さんが実際に関わった芸能人が実名で出ていること。
これは非常にイメージがつきやすいです。第1章では明石家さんまさんや、キングコングの西野さんが登場してきます。
この方たちが、どんなマインドで仕事に取り組んでいるのかを学ぶことができます。
とても身の引き締まることが書いてあり、自分の仕事に取り組む姿勢を見直すキッカケにしていただけると思います。
第1章で書いてあることを要約すると、
全てを自分ごと化し、物事の捉え方・解釈を成功しやすいように変えよう
ということが書いてあります。
第1章で書かれている、具体的なエピソードをご紹介すると、さんまさんはテレビで見るととても面白くていい人ですが、実は仕事にはめちゃくちゃ厳しくて恐い人なのだそうです。(人柄的にはめちゃいい人で間違いないそうです)
これはどういうことかと言うと、さんまさんを初め、芸能人の方達は、自分が看板で仕事をしている。だからこそ仕事に対しての取り組み姿勢は、常に全力で取り組むからこそ、仕事に厳しくなるのだそうです。
とても身の引き締まるお話です。
第2章「運を閉じる人」には特徴がある
第2章の中で、「整えすぎは運を逃す」と言う話があります。
これは角田さんがテレビマン時代に体感した話なのですが、今のデジタルよりも昔のビデオテープ時代の方が、番組の編集が面白くできたとのこと。
ん?どうして?と疑問に思われる方も多いと思います。
昔の編集作業は、クイズ番組などを編集していき、8問目くらいで「あと2分しか残ってない!やばい、10問なんて収まらない!」みたいなことがよく起こっていたそうです。
昔のアナログならではですね。
そんな時はどうしていたかというと、巻き戻してまたやり直すのはめんどくさいので、9問目と10問目は回答の瞬間しか見せないような、めちゃめちゃハショる編集をしていたそうです。
つまり、「竜頭蛇尾のような編集をしていた」と本の中では言っています。
今のデジタルであれば、1問ごとに15秒短くしたり、もっときっちり編集ができるそうです。
「なんだよその行き当たりばったりな編集、そんなの面白くないじゃん」と思うかもしれませんが、実はそうでもないらしいです。
角田さん曰く、明らかに「竜頭蛇尾」だった昔のアナログ編集の方が勢いがある。引き込まれる。気持ちよく見られる。と語っています。
これは、昔の編集は一発勝負であり、製作者の「絶対に面白くする!」と言うコミットが番組を通して伝わって来たからではないでしょうか。
今のデジタルであれば、バランスの取れた綺麗な構成ができますが、例え不格好だったとしても、製作者のコミットが伝わってくるアナログ編集の方が視聴者の心を掴むと言うことなのかもしれませんね。
実は僕もこれに少し似た話をされたことがあります。
僕は職業柄、完璧を求めすぎてしまうきらいがあり、無意識にそれを周りの人にも求めてしまっていたことがありました。
そんな時、とてもお世話になっている人に言われたのが、
「完璧を求めすぎてはいけない。何かを求めている時に、何かがおざなりになるのは人間として当たり前のこと。完璧を求めすぎると、近づきにくい人になるで。」
これはかなり突き刺さりました。
この本を読んで、角田さんの番組編集の部分と共通するところがあるなと感じたので書きました。
つまり多少不格好の方が、人間として親しみやすいということなのでしょう。
第3章運を開くヒントは「渦巻き思考」
ここでは、農業革命、産業革命の次にくると言われている、情報革命で成功するための物事の考え方について説明しています。
産業革命における考え方を、「エクセル的な考え方」と例え、情報革命に必要な考え方を、「渦巻き思考的な考え方」と例えています。
エクセル的思考とは?
エクセル的思考とは、エクセルのように、あらゆる物事を「仕切り、区切り、分類する」考え方のことだそうです。
つまりセルの区切りは絶対であり、ファジーな状態がなく「AかB」、「白か黒」のようにどちらかしか選択肢がなく、「遊び」が存在しない状態。
これはなんとなく、日本古来からの大企業だとかがこの考え方にハマる気がします。
特に銀行のようにお堅いと言われる企業で働く人は、決められた仕事をキッチリやることが多いと思うので、そこにグレーはなく、まさに白か黒かの世界だと思います。
では渦巻き思考的な考え方は
渦巻き思考は、エクセル思考とは真逆の考え方です。
情報革命時代において、流行や価値は秒単位で変わっていきます。
大げさに聞こえるかもしれませんが、
では皆さんは3ヶ月前のニュースを覚えていますか?
何が流行っていて、何が世間の注目を集めていたのかを覚えている人は、ほとんどいないと言っても過言ではない気がします。
僕は正直1ヶ月前のニュースですら曖昧です笑笑
それほど世間では情報が入れ替わっていて、この速度がどんどん加速していくのが情報革命だと僕は思います。
つまり角田さんが本の中で言わんとしていることは、今までのエクセルのような決められた区切りは、日々の変化によって意味をなさなくなっいくと語っています。
あらゆる物事が「予定通り」には行かないこの時代、計画外の事態に対応できない国、企業、集団、個人、事業計画は、早晩潰える運命にあるのです。
P134 第3章 運を開くヒントは「渦巻き思考」
これを読んで、なぜ今銀行が経営に苦しんでいるのかが、明確になりました。
つまり変化に弱いからです。これだけ時代が変化しているのにも関わらず、時代に合わせて変わろうとしていないからですね。
もっと身近な例でいうと、スマホを使えない老人は世間から取り残されていくし、「昔はこうだった」と新しい仕組みを受け入れないロートル社員は会社で疎まれます。
これからの時代は、
常に水が流れ込み、常に水が流れ出ている、渦巻きのようなフルオープンなマインドを持つことが大事
だと語っているんだと思います。
この後第4章、第5章と続いていきますが、ここまで読んで興味を持ってくださった方は、是非この本を手にとってみてください。
人間として、ビジネスパーソン としてとても大切なエッセンスが詰まっていると思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
あなたの人生に少しでも役立てる情報が発信できていれば幸いです。
銀行員が教える住宅ローン
こんにちは。
ずっと更新してませんでしたが、最近樺沢紫苑先生のアウトプット大全という本を読んで、アウトプットの重要性を再認識したのでブログ再開しますwww
今日は来年平成31年10月に控えた消費税増税を控えていて、駆け込みでお家の購入を検討している人も多いのではないかと思い、住宅ローンについてのお話をしたいと思います。
①ローンセンターとは
ローンセンターとは、住宅ローンを専門に扱う支店で、通常の銀行の支店とは機能が大きく異なります。
通常の銀行窓口は、土日は営業してませんが、ローンセンターではハウスメーカーに合わせて土日も営業してます。
銀行にもよると思いますが、ローンセンターに従事する人間は、花形とされる法人担当から外された人間が回されるイメージが強いです。
なのでローンセンターに行きたがらない銀行員がほとんどだと思います。
僕の知り合いの方で、一部優秀な方もいらっしゃいますが、そういった方は本当に限られた人間ですね。
②住宅ローンの金利について
ニュース等でご存知の方も多いと思いますが、住宅ローンの金利は現在、空前絶後の低金利です。ここ10年はずっと右肩下りと言っても過言ではありません。
僕も平成23年に銀行に入りましたが、毎年毎年金利は底だと言われていましたが、金利は下がり続けてきました。
固定10年以外の金利は、緩やかに右肩下がり、もしくは横這いですね。
変動金利に関しては、「平成21年あたりから変わってないんじゃないの?」と感想をお持ちかもしれませんが、実は変わってます。
金利の仕組み
銀行の住宅ローンは、上記図の通りずっと横這いのまま変わっていません。
しかし、上記図の金利は、基準金利(ベースレート)と言われるもので、ここから銀行は優遇幅を設けて貸出金利を決定しています。
つまり、変動金利であれば、
2.475%(基準金利)ー1.800%(優遇幅)=0.675%(実際の借入金利)
というような仕組みになっています。
非常にわかりにくいですね。
ちなみにこの優遇幅は、取引の厚さや、その人の属性で決まってきます。
属性のいい人、つまり上場企業勤務の方や、公務員、国家資格保有者(弁護士、税理士、司法書士、医師・看護師、保育士など)は一般の人よりも優遇されます。
この基準は銀行によって異なるので、一概には言えませんが、うちの銀行ではそうなっています。
③ローンの商品性について
「じゃ住宅ローンは銀行によって何が違うの?金利だけ??」
と思われる方がいらっしゃると思います。
実は住宅ローンで金利以上に注意した方がいいポイントが、団体信用生命保険です。
団体信用生命保険とは
この団体信用生命保険、ほぼ全ての銀行のローンに自動的にセットでついてきます。
銀行側が借りている方が亡くなってしまった場合に、 保険金で住宅ローンを返済してもらうために設けた仕組みですね。
この団体信用生命保険(以後団信と記載)は、銀行によって保障内容と金利形体が変わってきます。
団信で得られる保証
全ての団信には死亡高度障害の保障がついてきます。
しかし銀行によっては、
死亡高度障害+8大疾病保障
がセットの銀行もあります。
8大疾病とは、ガン(上皮内ガンを除く)、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎のことを指す
最近の銀行の住宅ローンであれば、大抵の銀行でこの8大疾病はつけることができます。
なんのために8大疾病保障をつける の??
この疑問を持つ方も一部いらっしゃるかと思います。
下のグラフを見ていただくとわかりやすいのですが、ガン・心疾患・脳血管疾患は、日本人の死亡原因の約半数を占めています。
例えばですが、住宅ローンを組んだ後にご主人がガンになってしまったケースを考えてみましょう。
ガンになってしまった場合、大抵入院されると思います。
もし死亡高度障害の保障しかついていない住宅ローンを利用していた場合、
入院費がかかる上に、毎月の返済も銀行から迫られます。
考えただけでも恐ろしいですよね。
そこでこのリスクを回避することができるのが、8大疾病保障つきの住宅ローンです。
ガンと診断されると、住宅ローン残高が0円になります。
つまり返済する必要が一切無くなります。
※一部適用とならないガンがあります。詳細はそれぞれの銀行にお問い合わせください
ぶっちゃけ治る初期ガンとかだったらラッキーなレベルですよね。
なので8大疾病については、つけておいて越したことはないと思います。
ネット銀行利用のメリット
最近住宅ローン界隈におけるネット銀行の台頭が甚だしいですね。
ここでネット銀行利用のメリットをお伝えしておきます。
ネット銀行利用の最大メリット
これは圧倒的に、金利、手数料の安さだと思いますね。
最近は楽天銀行を利用される方が急激に増えていると感じます。
保証料込みの手数料で、324,000円
この料金は他の銀行から比べると圧倒的ですね。
しかし、ネット銀行は自分で手続きをする必要がある分、面倒という話も聞きますが、安さで言えば圧倒的なので、その辺も踏まえて決められるといいのではないでしょうか。
結局どこの銀行にしたらいいの??
ここまで複数の銀行を紹介させていただきましたが、結局どこの銀行がいいのかわからないという方が大半かと思います。
これだけ銀行が多く、商品性も多種多様なので、そうだと思います。
そういった方は、次の2パターンで考えるといいと思います。
①ハウスメーカーの担当者にお任せ
②比較サイトを利用
①のハウスメーカーにお任せについてご説明します。
各ハウスメーカーには、それぞれ提携している銀行があります。
ぶっちゃけ、銀行側からすると、提携しているハウスメーカーからの申し込みというだけで、申し込んだ方の属性関係なく、金利最安値になったりします。
これって大きいですよね。
もともと属性のよろしい方(上場企業勤務や、公務員など)はそもそも金利が最安値になる可能性が高いので、ハウスメーカーと提携しているところではなくてもいいかもしれませんね。
②については、住宅ローンの比較サイトを利用すると読んで字のごとくですね。
結構価格ドットコムが比較サイトの最もメジャーなサイトかもしれませんね。
価格ドットコムというサイトは、各金融機関の住宅ローンの情報が見られます。
ですが、ぶっちゃけここで得られるのは情報だけです。
僕がおすすめなのは、②の比較サイトです。
こちらの株式会社イッカツが提供する住宅ローンの比較サイトの住宅本舗は、一度で最大6行の銀行に審査を打診することが可能です。
通常ハウスメーカーの担当者経由で銀行に審査を打診する場合、せいぜい2~3行程度で、しかもユーザーにとって一番いい銀行というよりは、ハウスメーカーの担当者が一番使いやすい銀行を勧められたりするのが通常です。
全ての人がそうとは言いませんが、ハウスメーカーの担当者は家を売ることが仕事なので、ぶっちゃけ通してくれればどこの銀行でもいいという担当者も、少なくはないと思います。
このイッカツを利用すれば、ユーザーにとって最適な金融機関を、提携している80金融機関の中から自動的に選定してくれます。
通常仮審査を銀行に打診するときは、申込書を書いて、審査書類を提出して、とかなり面倒で時間もかかりますが、住宅本舗を使えば、一回の入力で複数行への打診が可能なので、時間と労力の大幅削減に繋がります。
ほぼ全国の銀行が取り扱っている住宅ローンの商品を網羅しているので、ハウスメーカー担当者を通じて申し込む、アナログなやり方よりも安心かと思います。
これから住宅ローンを検討している方は、ぜひこちらのサイトを利用することをお勧めします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました(о´∀`о)
銀行員のボーナス
こんにちは。
銀行員ブロガー半田です。
最近更新サボりまくりですね。
全く更新をしていなかったにも関わらず、見てくれていた人ありがとうございます。
さて、世はまさにボーナスの時期ですね。
今日は銀行員のボーナスについて、お話ししたいと思います。
ボーナスの平均額
まずは2017夏のボーナスの平均額から見てみましょう。
日経新聞によると、今年の夏のボーナス全業種における平均支
意外と貰っているという印象ですね。
ちなみに、社員500人以上の82社の大企業を対象とした調査では、平均妥結額は91万7,960円だったようです。
全体の平均年収が591万円と考えると、全業種におけるボーナス支給額は、月収の約1.7か月分程度ですね。
銀行員のボーナス
それでは本題の銀行員のボーナスについてお話しましょう。
地方銀行7年目の私の2017年夏のボーナスは、
総支給 669,600円でした。
手取りは531,738円でしたね。
平均と比べると、やや低めな印象です。
私の勤める銀行では、次長でボーナスを100万円を超えてるようです。
支店長では120万円~130万円程度でしょうか?
これを見て、
『やっぱ銀行いいじゃん!!』
とか思っている人は、大きな間違いです。
重要なのは、ボーナスを貰うプロセスです。
周りの銀行員を見ていても、ボーナスをもらって喜んでいる人間はいません。
なぜかと言うと、やはり仕事量や仕事に対するストレスと見合っていないからでしょう。
銀行員は普段から、胃に穴をあける勢いのストレスと闘いながら仕事をしています。
大げさな表現ではなく本当です。
支店の行員は、上司からのプレッシャー
上司は、支店長からのプレッシャー
支店長は、経営側からのプレッシャー
こんな環境の中で仕事をしながらもらえるボーナスが、
たかだか60万円そこら。
果たしてどうでしょうか?
ボーナスの使い道
私が周りの人間に聞き取り調査したボーナスの使い道です。
あくまでヒアリングです。
調査対象:支店の人間15人
聞き取り内容:『あなたのボーナスの使い道は?』
調査結果:1位 貯金…11人(73%)
2位 自分のために使う…3人(20%)
3位 奥さんに渡す…1人(7%)
やはり貯金が最も多かったですね。まぁホントのところはわかりませんけど。
銀行員はストレスを抱えている人が多いので、キャバクラや風●に散在してしまう人も少なからずいます。
世の中の統計的にも貯金をする人が最も多かった様なので、当然と言えば当然の結果でしょう。
まとめ
銀行のボーナスは金額だけ見れば、そこそこいいでしょう。
しかし、普段からのストレス、プレッシャー、仕事量、会社の将来の先行きetc...を勘案すると決していい職業ではありません。
就活中の方や、銀行に就職を検討している大学生の方は、知り合いの銀行員の方の話をよく聞いてから判断してください。
平均よりいいお給料というだけで判断するのは、大きな過ちです。
では今日はこの辺で
証券外務員一種
こんにちは。銀行員ブロガー半田です。
すいません。だいぶ更新サボってました。
定期購読者のいないこのブログですが、たまに覗いてくれている方たちもいる様なので、この場を借りて謝罪いたします。
理由もなく更新をサボっていたのではなく、ある資格の取得に集中していました。
というよりこの資格を取らないとクビされる勢いでした。
その試験とは、証券会社、銀行で取らされる証券外務員一種という試験です。
今日はちょうどいいので、この証券外務員一種について書いていきたいと思います。
証券外務員一種試験とは
証券外務員一種とは、一般的な金融商品である、株や投資信託等の販売の他、信用取引やデリバティブ取引等のリスクの高い金融商品を販売するときに必要な資格です。
信用取引やデリバティブは、証券会社で扱っている金融商品なので、通常銀行ではあまり使われない資格です。(完全に使わないというわけでもありませんが...)
私の個人的な意見としては、証券外務員二種を持っていれば、証券外務員一種は持っていたほうがいいけど、別になくても業務に支障はでない資格でした。
特に昇格要件に関わる資格でもなかったので。
資格取得に至る経緯
通常、銀行員が必ず取らされる資格は、証券外務員二種という資格でした。
これは銀行業務の中では、投資信託の販売に必要な資格です。
ではなぜ今回証券外務員一種を取らなくてはならなかったのか。
銀行にもよるのですが、銀行が販売している金融商品には、投資信託、保険、国債の他、仕組債と言われる商品があります。この仕組債の販売には、証券外務員一種が必要になります。
実はこの仕組債という商品は、銀行にって販売を行っている銀行と、そうでない銀行が存在します。
私の銀行では、販売は行っていたのですが、本部に専門の担当者がいて、我々支店の担当者はお客様に直接販売することはありませんでした。
しかし、『低金利で利息収入の収益が上がらないから、金融商品の販売手数料の収益を増やそう!提案できる商品の幅を増やすために、仕組債も支店の担当者が売っていこう!』という売れる商品が増えれば収益も比例して増えるという経営陣のバカな考えのもと、全行員の証券外務員一種資格取得の命令が各支店に下り、受験に至ったわけです。
支店長からのハンパないプレッシャー
命令が下ったあとの支店長からのプレッシャーはハンパなものではなく、資格美取得者が集められ、毎日のように
『勉強しているのか?』
『次の試験はいつだ?』
『不合格の場合どうするんだ?』
などと矢継ぎ早に質問が毎日飛んでくる始末。
いやいや、そんな急に言われましても!
しかもやっかいなことに、この証券外務員一種試験、毎日試験は行われているのですが、一度受けると一か月間受験ができなくなるシステム。
だから一度不合格になると、一か月後まで支店長から毎日のように詰められるわけです。
そんな中私は一度不合格になってしまい(笑)、二度目の受験でようやく合格しました。
非常に苦しい戦いでした...
銀行に入ろうと思っている就活生へ
銀行を希望している就活生の方は、大学生のうちに証券外務員一種を取得しておくことをお勧めします。当行では現在ほとんどの新入生が入行の時点で資格持っている、もしくは入行後3か月以内に取得するという状況です。今の子は真面目で優秀と言われる理由がわかります...
就活の時点で資格を持っていれば、強いPRにもなると思います。
是非頑張って資格取得に励んでください。
では今日はこの辺で
全ての銀行員は早く銀行の異常さに気づくべき
こんにちは銀行員ブロガー半田です。
突然ですが、最近銀行について思うことがあります。
それは、銀行ってマジで異常だなってことです。
今日は、最近感じている銀行の異常さについて書いていきたいと思います。
目次
時間外の禁止
これはもう少し遡った話になるんですが、1月4日の2017年の仕事初めの日、頭取のメッセージビデオが配信されるんです。そのメッセージの中で、
頭取「今年から19時以降の時間外労働を一切禁止します。」
総員「ん???」
頭取「政府が後押しする、働き方改革を当行でも取入れます。空いた時間を自己啓発にあててもらい、業務との相乗効果を生み出します。をしただけ支店の業績評価に加点します。みなさん1分でも早く帰りましょう。」
総員「あー、なるほどね!ふーん^^」
支店長「うちは自主的に毎日5時に帰るから!ぜってぇ残業すんなよお前ら!!」
総員「・・・^^;」
これ表向きはいいこと言ってる様ですけど、つまり時間外労働減らして、人件費も減らすけど、業績は死守しろという完全無茶ぶりですね。
よく上司は、「仕事を効率的にこなせば5時に終わるだろ!」とか言ってますけど、今までだって効率化しようという努力はみんなしてますから。
非効率なのは銀行の経営なんだよ!
もはや、「気合があれば水の上だって走れるし、空だって飛べる!」
くらいのレベルの要求です。
金利収入が下がり続けているから手数料で稼げ
つい先日の毎週金曜日の会議での事です。
支店長から衝撃のひとことがありました。
「来期から目標倍になるから。主に手数料目標。」
はあああああああ!?!?!?!?
その時はみんなノーリアクションだったけど、内心穏やかだった人間はひとりもいたかったはず。
支店長曰く、金利収入が右肩下がりで下がり続け、歯止めが利かない状況であり経営にテコ入れが入ったとのこと。
いやいや、わかるけど倍って!!!!
この目標とは、銀行が半期(6ヶ月)毎に支店に課す目標のことです。
手数料とは、預り資産を販売した時に得られる手数料ですね。主に投資信託、保険等があります。
もともとの目標すらヒィヒィ言いながらやっと達成できるレベルです。
それがまさか倍なんて...
もう無理でしょ。ぶっちゃけ。
根性論でどうにかできるレベルじゃない。
時間外労働禁止令がでてからの、目標倍増...
私はこの支店長の発言を聞いて、早めに銀行に見切りをつけると決めました。
銀行の離職率が高まっているワケ
マイナビなどの就職活動サイトの人気企業ランキングに、必ずと言ってもいいほど名前を連ねる銀行。しかし、逆に離職率も高いことで定評もあります。
この矛盾はいったいなんなんだ?そう感じる方も多いかと思います。
働いてみてわかったこのおかしな現象を私なりにまとめてみました。
銀行の就職人気の高さ
銀行の人気の理由は主に3つあると思います。
・高収入
・安定
・ステータス
まず高収入。前の記事にも書きましたが、銀行員はそこそこ収入がもらえます。
やはり就活生が最も注目する項目のひとつは、収入でしょう。
あくまで収入だけ見れば、上位ランクインするのもうなずけます。
次に安定です。
実際に働いてみると、実は銀行はそこまで安定しているわけではないなと思います。
私が銀行に入行してから、銀行を取り巻く経営環境は目まぐるしく変化しています。
しかし、経営環境が目まぐるしく変化しているとは言え、銀行は潰れにくい業種であるというのもまた事実。実際銀行の経営が傾くと、政府が公的資金で救済してきた例がいくつもあります。
有事の際には、国からの救済を受けやすいというのも、銀行が潰れにくい理由のひとつだと思います。
最後にステータス。
これが銀行における一番のガンだと私は思います。
すごく感じるのが、銀行の支店長クラスの人たちって、
『銀行が一番いいんだ!転職!?ありえない!!銀行に勤めてるのが一番幸せだ!』
って人がすごく多い。
なぜなのかはよくわからないんですが、銀行神話みたいのを信じてるんですね。
なので、転職をした人のことをやたらディスります。
『どうせあいつはあそこの会社に行ったってだめだよ!』とかめちゃバカにします。
銀行にしか勤めたことのないあんたに、何がわかるんだよって感じですね。
とは言え、銀行は未だに世間体のいい職業の上位ランカーだと思います。
そのため、このような勘違いヤローがはびこっているのでしょう。
まとめ
銀行は、決してお勧めできる職業ではないということです。特に高い志を持っている人は入ってはいけないと思います。これから就職活動を行う学生さんは、ただ単に「人気だから」という理由で会社を選ぶのではなく、自分が本当になにがしたいかということを軸に会社選びをしていってください。
中小企業の人材確保
今日の日経新聞の朝刊である記事が目に留まりました。
日本国内企業の賃上げに転機が訪れているという記事です。
記事の内容を要約すると、日本国内の雇用情勢は、ここ数年は女性と高齢者で増やしており、雇用が頭打ちになっていたとのこと。そのため企業側は雇用条件(賃金)を改善し、人材の確保に乗り出そうとしているという記事です。
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この記事を読んで思ったことは、実際人材の確保に四苦八苦しているという経営者がすごく多いということです。
では実際経営者たちはどうやって人材を確保しているのか?
今日は私が普段中小企業の社長さんたちから聞いている、人材確保の方法について書いていきたいと思います。
新卒採用
まず最も一般的な新卒採用です。新卒採用は大手の会社が積極的に行っているイメージが強いですが、中小企業でも力を入れている会社はあります。しかし、景気悪化に伴い学生は安定志向が強くなり、大手を志望する学生が多数を占めており、中小企業では優秀な学生からの応募すらないのが現状です。
また、新卒採用の場合、人材を1から人材を育てなくてはならないため、コストと時間がかかります。中小企業の場合、新入社員が利益を生み出せるようになるまでのコストを負担するほどの余裕がない会社が大半な気がします。
コストがかかる割に、新卒組の社員は離職率も低いともよく耳にします。最近の学生は、安定志向が強まっているのと比例して、上昇志向もあまりないことからわざわざ冒険をしてまで転職をしない人が多いようです。
中途採用
中小企業では中途採用が最も多いのではないでしょうか。実際中途採用の場合、ある程度ノウハウを持つ人材が入社するため、新卒のような人材育成コストは発生してきません。しかし、中途採用にはデメリットもあります。中途採用組の人たちは、転職に慣れてしまっている人が多く、離職率が高い傾向にあるようです。優秀な人材ほど、コミットの高い会社にすぐ移ってしまうようです。特に転職組が多い不動産業界では、そういった話はよく聞きます。
また、悪質なケースではハローワークからもらえる就職祝い金目当ての輩もいるようです。
M&A
これは近年ポピュラーになりつつある方法です。M&Aとは、会社を別の会社が買うことです。社長の右腕となる、中間管理職がいないなどの悩みを抱えている会社がこの方法をよく取ります。M&Aであれば、人材の募集をする手間とコストをかけることなく、会社ごと従業員の確保ができます。しかし、この方法にもデメリットはあります。M&Aとはつまり、異なる会社の従業員が一緒に働くようになります。企業風土が全く違う会社の従業員が一緒になるため、いざこざが起きやすいことや、新しい社長の経営方針に従えないとのことで辞めていってしまう社員等がいるようです。
また、M&Aで会社を買う場合、だいたい億単位のお金が必要になります。銀行からの借入でM&A資金を調達するケースが多く、負債が増加してしまいます。価格の折り合いがなかなかつかないため、金額が高騰してしまうのもありがちなケースです。
外国人の受け入れ
工場などの流れ作業の会社で、この方法はよく取られています。メリットとしては日本人よりも低コストで雇えることです。また、日本に来ている外国人は、出稼ぎに来ているケースが多く、母国にいる家族にお金を送るため意外と真面目に働く人が多いようです。デメリットとしては、言葉の壁と、住むところの確保があげられます。一般的に外国人の従業員を日本に住まわせる場合は、会社が借り上げをしてやるのが一般的です。しかし、アパートのオーナー側が、外国人を住まわせたくないとの理由により、なかなか住むところが見つからないようです。また、宗教や習慣の違いにより日本に慣れず、突然母国に帰ってしまうケースもあります。
以上が私が仕事をしている上でよく耳にする人材確保の方法です。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
フリーランスのための住宅ローン講座
たまには銀行員らしい話をしたいと思います。
誰もが憧れるマイホーム。
昇格してお給料が上がると、「そろそろマイホームを」なんて考える人が増えるのではないでしょうか。
しかし、世の中には給与以外で収入を得ている人たちがいます。
そう、フリーランスと呼ばれる人たちです。
フリーランスは、一般の会社員よりも圧倒的にローンに通りにくいというのが現状です。
ではフリーランスがマイホームを持ちたいときはどうすればいいの?
今日は、そんな迷えるフリーランスのために、フリーランス向けの住宅ローンに関する情報を書いていきたいと思います。
フリーランスの審査が厳しい理由
フリーランスは審査に通りにくい?
これは紛れもない真実です。
実際に否決になった事例を何件も見ました。
これは銀行にもよると思いますが、フリーランス(個人事業主)と、会社経営者は一般のサラリーマンに比べて圧倒的に通りにくいです。
なぜ審査に通りにくい?
それはずばり、一般の会社員と比べ収入が安定していないからです。
「は?何言ってんの充分収入安定してるし」とか思われる方もいらっしゃるかと思います。
実際に会社員よりも稼いでいるフリーランスの方も世の中にはたくさんいらっしゃいますからね。
しかし、会社員とフリーランスの一番大きな違いは、雇用契約の有無です。
会社員であれば、雇用契約により、会社から毎月給料が入ることは約束されています。
かつ、その会社の給与モデルを見れば、その人が将来稼ぐ額もわかりますから、貸す側としては安心できるわけです。
一方フリーランスの場合は、毎月の収入は約束されているわけでもなく、将来的にいくら稼ぐのかもわかりません。
そのため、会社員よりも入口の段階で審査が厳しくなってしまうわけですね。
審査を通すために
ではフリーランスは審査に全く通らないかと言うと、実はそうでもありあせん。
少しでも審査に通る確率の高くなる方法を、銀行員の目線からお教えします。
※あくまで確定申告をきちんとしている、個人信用情報に問題がないことが前提です
適正な借入金額
まずは適正な借入金額からです。
一般的な会社員であれば、年収の7倍が上限と言われています。これを超えてしまうと、借入過多となっていまいます。
しかし、フリーランスであれば、年収の5倍程度が望ましいです。
先程も申しましたが、フリーランスは収入が安定していないというのが、銀行の考え方ですから、それを踏まえると年収の5倍が妥当と考えられます。
奥様を連帯保証人に入れる
ご自身の収入が少ないという理由で、ローンが通らない場合は奥様を連帯保証人に入れるという方法があります。
奥様を連帯保証人に入れると、ご自身の収入の半分まで奥様の収入を合算できます。
例えばご主人、奥様共に年収300万円の場合は、合算すると450万円で審査をすることができます。
ただし、所得合算ができるのは、奥様が正社員として働いている場合に限ります。
それでも収入が足りない場合は
奥様を連帯保証人に入れても収入が足りない!もう諦めるしかないの⁉︎
諦めないでください!そんな方には連帯債務という方法が残されています!
連帯債務とは
連帯債務とは、奥様と2人でそれぞれ住宅ローンを借りるという方法です。
2,000万円の家を買う時に、仲良く1,000万円ずつローンを組むという形です。割合は半々でなくても、収入に応じて割合を変えることができます。
連帯債務にすると、2人とも住宅 ローン控除を受けられるというメリットもあります。
ただし、こちらも連帯保証同様、奥様が正社員であることが前提です。
信用情報に難あり
過去にカード事故を起こしていて、そもそも住宅ローンを組むことが難しい!
まぁそんな人はまれでしょうが、こんな人にもまだ道は残されています。
勘のいい人ならもう分かるでしょう。
そう、奥様に住宅ローンを借りてもらうんです。別にご主人の方が借りなきゃいけないなんて決まりはありませんから。
しかし、奥様がローンを組める程度に収入がないといけないので、なかなかハードルの高い選択肢かもしれません。
職業はなんて書けばいいの?
これはフリーランスの方は、結構悩まれる方いるんじゃないですか?
フリーランスと言えど、たくさんの職種がありますからね。
たぶんこの問題で最も悩まれるのって、ブロガー、アフィリエイターの方ではないかと思います。
しかし、職業欄には絶対に正直にブロガー、アフィリエイターと書いてはいけません。
なぜならば、銀行員は自分の知らないことに関して、ものすごくネガティブな人種だからです。
住宅ローンと言えど、立派な融資ですから、決済するのは次長、支店長クラスです。その人たちが見た時に、職業欄に「ブロガー」なんて書いてあったら、どんな反応するかは容易に想像がつきます。
おそらく、
「そんなわけのわからない職業のヤツに、金は貸せない!!」
とか言います。なんせ頭カッチカチの人ばかりですから。
以前FXで生計を立てている人からローンの申し込みがあったとき、次長が
「そんなもんは職業とは言わねぇ!!ダメだダメだ!!」
と言って結局ローンを断ったことがありました。収入的には問題なかったんですが、次長のハンコがもらえず、担当者は泣く泣くハウスメーカーに断りの電話を入れていました。
上場企業の銀行とはいえ、最終的な判断は決裁者のカンであったりします。
そのため、あまり悪い印象を与えることを避けるためにも、無難に「ライター」でいいと思います。
自己資金を用意する
これが最も審査を左右すると言っても、過言ではないかもしれません。
では、いくら用意すればいいのか。
総体の資金計画の20%を準備すると、かなり審査の通りが違ってきます。
例えば土地1,000万円+建物2,000万円、計3,000万円で計画している場合は600万円を自己資金で用意することになります。
苦労して貯めたのに住宅ローンに使いたくないという方は、それだけ貯蓄があるというだけで、審査が変わってくる可能性もあるので、銀行に相談しましょう。
住宅ローンの申込を行う銀行とは別の銀行に預金があるときでも、わざわざお金を移さなくても、通帳のコピーを提出するだけで済む場合があります。
どこの銀行に申し込めばいいの?
ハウスメーカー経由で申込む
では次に、どこの銀行に申し込めばいいのかをレクチャーしたいと思います。
私がお勧めする銀行は、ずばりハウスメーカーの営業マンに任せることが一番だと思います。
ハウスメーカーの営業マンには、それぞれ懇意にしている銀行の担当者がいます。
そのため、ハウスメーカーの営業マンから銀行に申込みを行ったほうが、話が早いです。かつ、銀行の担当者側も、いつも住宅ローンの案件を持ってきてくれるハウスメーカーの担当者からの持ち込みであれば、多少無理をしてでも通してくれる可能性が高くなります。
銀行の担当者もノルマがあるため、案件を持ち込んでくれるハウスメーカーの営業マンを無下にはできません。今後も継続して案件を持ってきてもらうために、なんとかローンを通してハウスメーカーの営業マンに恩を売っておこうという心理が働きます。
メガバンクよりも地銀、信金に申込もう
自分で銀行を選択したいという方は、メガバンクよりも地方銀行、信用金庫に申込みましょう。
メガバンクはそもそもそこまで住宅ローンに力を入れていないため、グレーな案件は通りにくいです。つまりフリーランスの方のように、一般的にローンが通りにくい方は相手にされない可能性があります。
一方、地銀、信金は住宅ローンも貴重な収入源となっているため、力を入れている銀行、信金が多いです。メガバンクよりは、リスクを取って貸してくれる可能性が大いにあります。
地元の地銀よりもよその地銀
地方銀行を選ぶ場合は、他県に本店を置く地方銀行の方が通る可能性が高いと思います。例えば埼玉県で言えば、他県(群馬や栃木)に本店を置き、埼玉に支店を出店している地方銀行のことです。
地元の地方銀行は、利便性や給与振込の関係で、ローンの申込みが圧倒的に多くあります。どんどんローンの案件をさばいていかないと、仕事が追いつかないといった状態になってるわけです。
そのため、1つの案件に時間をかけている余裕がないため、時間のかかるグレーな案件は基本的に断るといったケースがあります。
実際私の勤めている銀行も、地元ではそういった方針の支店がありました。
一方、他県に本店を置く地方銀行では、住宅ローンの案件が少ないため、グレーな案件も拾わないといけないという事情があります。担当者も1つの案件の力の入れ方が変わってくるわけです。
複数の銀行に相談しよう
1つの銀行で通らなかったからと言って、せっかくのマイホームを諦めてはいけません。複数の銀行で申込んでみましょう。
どこの銀行も審査が通らない場合
「どこの銀行も通らなかった。もう諦めるしかないのか... 。」
いや!!まだ諦めるのは早い!!
実は、銀行以外でも住宅ローンを取り扱っている会社があるんです。
それがフラット35代理店です。
いわゆる、ノンバンクと言われる業態の、住宅ローンを専門に扱う会社です。
フラット35の代理店は、住宅ローンの駆け込み寺的存在であると、私は勝手におもっています。ここでダメなら、もう諦めるしかないというくらいです。
フラット35の代理店は、競争相手が銀行、信金であり、知名度も低いためグレーな案件を積極的に拾ってくれます。一度銀行、信金で断られた人がメインターゲットになっているケースが多いようです。
ちなみに、さすがに信用情報に問題のある人は、フラット代理店といえど、取り扱いが難しいのでご注意ください。
ネット情報補足
この記事を書くにあたり、事前にネットで目にしたあまり効果のない情報について補足していきたいと思います。
クレジットカードを利用して信用を作っておく
銀行でクレジットカードを作り、返済実績を作り信用を得るという情報がありましたが、これはほぼ意味がありません。
クレジットの返済をするのって、当たり前の事ですよね。いまどきクレジットカードなんて誰でも持っていますし、審査判断のプラスの要素には全くなりません。
取引の長い銀行に申込む
取引の長い銀行ほど通りやすくなるといった情報をよく目にしましたが、全くそんなことはないです。結局銀行が審査で見ているのって、返済能力なんですよね。つまり貸したお金が返ってくるかであって、銀行の取引の長さなんて全く見ていないんです。審査の項目にもそんなものありません。むしろ地銀における地元以外の店舗では、口座すら持っていない人の方がローンの申込みの大半を占めているくらいです。
申込みの時に、「私はおたくの銀行と20年も取引してるんですよ!」とか言われても、「ありがとうございます(^^)」としか言えません。
毎月積立をする
これは意味がないとは言いませんが、プラス要素になるかと言われると正直微妙です。金額にもよりますが、頭金に入れるわけでもない積立を毎月しているからと言って、銀行担当者の心証はあまり変わらないと思います。むしろ、家を建てようとしているのだから、積立くらいやっていて当たり前で、積立もやっていない様な計画性のない人間はローン組む資格がないくらいのスタンスだと思います。
まとめ
以上長くなりましたが、フリーランスが住宅ローンを組むときに参考にしていただきたい情報を書いてみました。
私が言いたいのは、フリーランスだからと言って、マイホームを諦める必要はないということです。今回私が書いた記事が、少しでもフリーランスの方たちの、役に立てたら幸いです!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!!!!